ヘンリー・ギフトレスと沈みゆく市街

ヘンリー・ギフトレスと沈みゆく市街

なろう
SF　

かなり独特な作品。
ぱっと類例が思いつかない。
まず世界観だが　世界が水没し
徐々に水位が上がり　物資が困窮し　世界が崩壊に向かっている中
海の中には　人間から変異した怪物がはびこる
という詰み具合。

そんな世界で　海に沈んだ物資をかき集める
潜水士が主人公。
なんだが　この主人公　おしゃべり大好きなのに　人と全く話せないという
独り言大好きなコミュ障。

そんな主人公の独り言を通して
物語が進行していくという
独特な味わいで　文章上手いし　すいすい読めるんだけど
外国語文学読んでる時みたいな
奇妙な感覚になる　不思議な読了感だった。